メダカの飼育なんて何でも良いと思っている方は多いのではないでしょうか?
意外にもこのように思っている方が多く、私自身も最初はこのような考え方をしていました。
しかし、メダカにも飼い方があるようで、失敗をすれば水槽ごと全滅!なんてことも多々あります。
命を無駄にしないためにも、ここで最低限の飼育術だけでもマスターしていただけたらと思っています。
初めてメダカを育てる方のために4つの術に分けてメダカを買う時から飼育環境を整えるまでお伝えをしていきます。
メダカはどこで買える?
メダカは川にいくらでも泳いでいるのでわざわざ買う必要もない!と思われていがちです。
もちろん、こだわりの無い方であれば川で捕まえてきて飼育をするのもアリでしょう。
私も最初は川で捕まえてきたメダカから始まったくらいですから。
しかし、メダカの事を深く知るにつれて自分自身の常識が覆されます。
あなたは錦鯉のようなメダカを見たことがありますか?ホントにビックリします!
こんな柄のメダカがいたとはね・・・
気づけば欲が出てきてメダカを購入するに至ることでしょう。
そこで、少しだけ本編と外れますがメダカを購入できるお店を紹介していきます。
メダカ三色(ペアで数千円~数万円)
・メダカ専門店
・フリーマーケット
・ネットショップ
・ホームセンター
・ペットショップ
・アクアリウムショップ
ザックリあげるとこのくらいあります。
その中でもオススメをするのが、メダカ専門店・フリーマーケット・ネットショップでの購入です。
何故なら、メダカを専門に取り扱ってるため、メダカにの事を詳しく教えてくれたり、質と値段のバランスがマッチしているから。。。
中には、異常に安く売られているメダカもいるんですよ。
逆に、ホームセンターなどで買う場合は飼育環境が悪く購入してもすぐに死んでしまう場合が多いです。
イメージで言うと出店で販売されている金魚のような感じだと思ってください。
・過密飼育
・餌をあげていない
・エアレーションor水流が強い
・太陽光が当たらない
以上の理由により早く死んでしまいます。
選ぶ際は過密飼育ではないか?
エアレーションや水流が強くてメダカが弱っていないか?
これだけでもチェックしてみよう。
水槽は何でも良いけども・・・
水(カルキ抜き必須)を入れられるものであれば特に指定はありません。
工具入れやバケツ、発砲スチロールを水槽にしている方も多く見受けられます。
観賞用にしたいのであれば透明な水槽に入れて育てるのも良いでしょう。
しかし、メダカは水槽の色によっては体色が薄くなります。
保護色によって天敵から身を守るために自分の身体の色を変えているんですね。
錦鯉のような品種改良メダカの場合は色の濃い水槽(できれば黒色)で育てるのがベストです。
そして水槽の大きさ、メダカの密度はと言うと・・・
そうですね、1リットルにつき1匹。
伸び伸びと育てさせたいのであれば2リットルにつき1匹が良いです。
水槽の大きさによっても育ち具合が変わるので、拘る必要があります。
メダカ愛好家の中には、何リットルもの水槽に数匹しかメダカを入れていない、、、なんてこともザラにあります。
※水のカルキ抜きの方法:バケツに水を張って丸一日、日光に当てるだけでカルキは自然に抜けていきます。
短期間でカルキを抜きたい方は市販で売っているカルキ抜きを買うと良いです。
睡蓮鉢で伸び伸び育てるのもアリ♪
外で飼うのがオススメ!
さて、水槽の用意ができたら次に、その水槽をどこに置くのか?
これもメダカを飼ううえでは非常に重要なことなので押さえておこう!
メダカは日光に当てなければ病気になったり体力が無かったり・・・問題が沢山起こるでしょう。
そのため、メダカを飼う場合には外の日の当たる場所で飼うのをオススメします。
※室内であっても日光の当たる場所であれば問題は無いです。
日の当たる場所に水槽を置くのを推奨していますが、夏場は水温にも注意をしよう。
日光が当たりすぎて、水温が高温になる場合もあるので、場合によってはスダレをかけてあげるのも効果的です。
野外の日光の当たる場所に水槽を設置
水合わせは必ず行う
一通りの準備が完了したら、メダカを水槽へ投入・・・
と、言いたいところですが、今まで暮らしていた環境から新しい環境に移す場合は水合わせを行う必要があります。
水合わせをしなかったためにメダカが死んでしまうことも良くあることなので注意をしましょう。
①メダカを買った時に入れてもらう袋ごと水槽に入れます(30分~2時間)。※水槽との温度変化が無くなる効果がある。
②次に袋の口を開けて袋の中に水槽の水を4分の1~半分ほど入れます。
③30分~2時間後、メダカを袋の中の水ごと水槽に放流します。
以上のことを守ればメダカが初っ端から死ぬことはなくなるでしょう。
画像付きで「購入したメダカがすぐ死んでしまう人に伝える3つの飼育法」の記事にて水合わせの説明もしています。参考にしてみてください。
水替えの頻度は少なくて良い
以上3つでメダカを育てる環境は整いました。
最後に水替えの頻度をお伝えします。
水替えの頻度は少なくて良い。
どのくらい少なくて良いのか?水槽の大きさにもよりますが・・・
春~夏は3か月に1回。
小さな水槽ですと1・2か月に1回。秋、冬は水替え無しで大丈夫です。
たとえ藻が沢山出てきても大丈夫(限度はありますが・・・)、水が濁っていても大丈夫!
むしろ水が緑色に変色をしたほうが、メダカにとって良い環境なのでそのままでいてほしい。
水が緑色になると言うことはグリーンウォーターと言って植物性プランクトンが豊富に発生している状態と言えるため、餌を上げる必要も無くなります。
※体格の良いメダカを育てたい場合は一日二回か三回の餌やりが必要です。
番外編:ちょい足し術
水草を加えて見栄えを良くする
先にお伝えした4つの術でメダカを飼う環境は整いました。
ただ、もうちょっとだけ拘りたい!と言う方は水槽の底に石を敷きつめたり、水草を購入して植えてみたり・・・
そうすることでメダカの見栄えが良く映りますよね。
※石を敷くと微生物が発生し、水中のバクテリアを食べてくれるので水質が悪くなりにくいです。
水草は見た目はもちろんのこと、メダカの餌として使えたり、酸素を生み出してくれるので元気なメダカが育ちやすいでしょう。