メダカの特長を出しやすい飼育方法4つの紹介と変態のする飼育方法




はじめに

綺麗なメダカを作ろうとしても思い通りにいかないことってありませんか?

実は普通に育てているだけではダメなんです。

 

種類や特長によって飼育環境を変えなければならないこともあります。

私は以前から、メダカを育てる時は日光の当たる場所に水槽を置いた方が元気なメダカができると言っています。

 

元気なメダカができても綺麗なメダカはできづらいかも!?

その理由と変態級の飼育方法も紹介していきます。

 

メダカの特長を綺麗に出そう

今回紹介をするのは「楊貴妃メダカ」「ラメの乗っているメダカ」「柄のあるメダカ」「光っているメダカ」について書いていきます。

大元のことなので上記の特長を綺麗に出す方法を知ることができれば、全てのメダカに使うことができるものになるので上手く活用をしてください。

 

楊貴妃メダカの特長

マリンブルー等の例外はありますが、基本的にメダカは色の濃い水槽で飼いましょう。

保護色によって色の濃いメダカに仕上がります。

 

選別をする時は体型やヒレの形はもちろん、色の濃さも重点的に見て下さい。

色については、より色の濃いメダカを選ぶために白色水槽に30分入れた後に選別を開始すると良いです。

 

白色水槽に入れておくと保護色機能が聞いて、メダカの体色が薄くなります。

その中でも色が濃く残っているメダカを選べば、より体色の濃いメダカならびに保護色によって薄くなりづらいメダカに仕上がることでしょう。

 

ラメメダカの特長を出す方法

ラメはメダカにストレスを与えてしまうとラメが減ります。

なので、ストレスをできるだけ与えずにメダカを飼育することで沢山ラメの乗ったメダカを作ることができる。

 

ストレスを与えずにメダカを飼う方法のひとつが、過密飼育を避けることです。

一番のストレスの理由はコレでしょう。

 

他にも水換えの時には水合わせをしたり、水の全換えではなくて3分の2換えをするなどの対処をするとラメが多く残りやすいです。

 

柄のあるメダカの特長を出す方法

柄のあるメダカは水温が28度以下の水槽で飼育することをオススメします。

理由は低水温の環境で育てると、柄が濃くてハッキリ出てくるからです。

 

良く冬を越したメダカは柄が綺麗だと言われているのはコレが理由です。

低水温下で育てているから綺麗な柄に仕上がるんですよね。

 

強いて言うなら「低水温下で成長をしたから」が正しいのかな(←これは持論です)

冬の間は冬眠をしているから成長しないので柄への影響は軽微です。

 

重要なのは低水温下で成長をする3月~5月の間です。

その間に柄物のメダカを重点的に飼育しましょう。

 

夏はクールに日陰で柄物メダカを飼育

夏は日の光があまり当たらない場所に水槽を移動しよう!

日光が当たるのは一日に2時間、3時間程度で良いと思います。

 

それ以下になると病気のリスクや水質の悪化を招きやすくなるので注意が必要だ。

水温は28度以下が好ましいので、その温度を目安に柄物メダカの飼育をしてみて下さい。

 

光っている(体外光)メダカの特長を出す方法

体外光などの光色の強いメダカは水温の高い環境で育てると光が伸びてくれる特長を持っています。

柄物のメダカとは逆なんですよね。

 

難しいのは柄物且つ体外光の特長を持ったメダカです。

この様なメダカはどのような環境で飼育するのが良いのか・・・正直言って悩ましいところでしょう。

 

そんなメダカは稚魚から若魚までは28度以上の水温を飼育を行い、若魚~成魚までは低い水温で飼育を行うのが好ましいです。

理由は柄物の特長は幾分か遅らせてからでも柄がハッキリしてくれるからです。

 

あえて逆の環境でメダカを飼育する

今まで紹介をした飼育法をまとめます。

楊貴妃メダカは色の濃い水槽で飼育する

ラメメダカはストレスを感じさせずに飼育する

柄物メダカは低水温で飼育する

体外光メダカは高水温で飼育をする

 

以上です。

しかし、中にはあえて逆の発想でメダカを飼育する人がいます。

その人たちは一言で言うと変態なので、私達は真似する必要が無いんですけど・・・真似をしたい人のために少しだけ紹介をします。

とは言っても、先に話した逆をすれば良いだけの事です。

 

白色水槽で飼ったオロチの話

オロチって名前のメダカを知っていますか?

ザックリ言うと黒色のメダカです。

このオロチの作出秘話を紹介しようと思います。(多分オロチだったハズ・・・)

 

黒色のメダカは通常であれば色の濃い水槽で飼うのが基本です。

しかしオロチを生み出そうと黒色のメダカを、あえて白色水槽で飼育しました。

そうすると保護色機能により色が抜けてしまうんですけど、個体差により色が抜けにくい個体も出てくるんですよね。

 

それらを累代していくことで、より色の濃いメダカを作り上げることができるのです。

黒蜂とオロチが作出された時期はほぼ同時期で、黒蜂の方が少し早かったようですね。(本当かどうかは知らんけど)

色の濃さは黒蜂<オロチです。

黒蜂でも黒いと話題になったけど、オロチが出て来たもんだから更に衝撃が走ったと聞きます。

 

オロチを作った人はリアルに変態だと思います。

普通そのような気の遠くなるメダカの累代なんてしませんよね。

色の違いも分かりづらいですし・・・

 

これは楊貴妃メダカでもそうです。

実際に白色水槽で飼って累代をしていると言う変態の話は聞きません。

しかし選別前に30分間だけ白色水槽に移して色のチェックを行った後に選別する人なら沢山います。

 

柄物メダカと体外光メダカを逆環境で育てた店

いつも逆の環境で育てているわけではないと思います。

新しい品種を作る時に逆の環境を活用してメダカを作り上げる方法を使っているくらい。

 

その方法を利用しているのが、かの有名が静楽庵です。

静楽庵は柄、体外光、ラメにおいて他の追随を許さず異次元の位置にいます。

 

綺麗な柄の持ったメダカを作りたいと思ったら高水温の環境で育てて、その中から柄の良いメダカを選んでみる。

逆境の環境の中でも綺麗な色の出ているメダカは色の遺伝子を強く持っていると判断ができるため、その個体同士を累代していくことで良いメダカができやすいんです。

 

普通の愛好家の方は真似しなくても良いと思います。

あまりムキになってしまうと趣味から義務やノルマに代わります。

商売をするのであれば必要かもしれませんが、商売をしないのであれば知らない方が良い世界でしょう。

 

今回のメダカの話をどのように使っていけば良い?

途中からは「逆」をテーマに話をしていますが、普通にメダカを愛でる分には逆を行く必要はありません。

 

低温で綺麗な柄が出るのであれば低温で育てる。

高温で綺麗な体外光が出るのなら高温で育てていきましょう。

 

どうしてもこの方法を使いたい人は新種を作るときに活用してください。

例えばオロチみたいにです。

 

さいごに

メダカの特長をより良く出しやすくする飼育方法の紹介を終わります。

あなたの目に留まる情報はありましたか?

 

意外と知られていない情報もあるので参考にしていただけたら幸いです。

今後もより良い記事を書くために精進をしていきます。

 

まだ時間がありましたら以下の記事もご参考下さい。

楊貴妃メダカの選別方法を載せています。

 超簡単!楊貴妃メダカの選ぶポイント3つと飼育方法の紹介 

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