ミジンコを簡単に培養する3つの方法と培養奮闘記




目次

メダカにとっての高級飯ミジンコ

ミジンコって誰でも一度は耳にしたことがある生物ですよね。

ミジンコの生息地は家の近くの田んぼでございます。

このミジンコがメダカにとっては最高のご飯になるので、見つけたら必ず捕まえてほしい。

 

ミジンコのような生餌はメダカを飼育している人にとっては凄く貴重です。

500mlのペットボトルの中にミジンコが沢山入っているものを、500円で購入する人が後を絶ちません。

それほど貴重かつ高級な生餌であらせられます。

 

メダカちゃん達もそれが分かっているのでしょう。

人工の粉末の餌への食いつきよりもミジンコへの食いつきの方が断然に良いです!

人工の餌はすぐに飽きて残すクセにミジンコだと何回も食べにくる・・・

可愛らしい反面、とても憎たらしい一面を見られるので、オススメです。

ミジンコの効果絶大

私は時々ですが、親メダカや子供メダカにミジンコを与えています。

すると、どうでしょう?

成長のスピードが早い!?

いや、早い!

体格もガッチリしていて、一年もたっていないメダカなのに二年目?三年目?と聞かれるくらい大きくなります。

そのようなメリットもあり、私の知っているメダカ愛好家の方は、品評会前になるとイチオシのメダカの水槽をミジンコでいっぱいにするほどです。

 

更に更に、メリットは成長面だけではありません。

メスがミジンコを食べると・・・

卵をたくさん産んでくれるのです!

 

そりゃもう卵を卵トリーナーに付けたと思ったら、また卵をこさえて泳いでいますし!

身体のどこからそんなに卵を生成しているのか?

 

ミジンコを与えているからこそ、可能とするメダカあるあるでしょうね。

この親メダカの卵をたくさん取って増やしたいんだ!と思ったらミジンコを与えてください。

 

ミジンコの培養に成功するまでの経緯

結論から言うと、ミジンコの培養方法は3つ

①ミジンコはゾウリムシを与えることで増加します

②ミジンコを広い水槽で飼う

③適度に間引く

以上の3つがミジンコの培養に必要なポイントです。

 

私はメダカを育てる傍ら、ミジンコの培養のも力を入れていました。

しかし、ミジンコの培養って難しいんだ・・・

 

ネットでミジンコの培養方法を検索したり、メダカ愛好家達に聞き込み調査をしたりしました。

ある時はミジンコに豆乳を与え、ある時は米ぬか、ある時は鶏糞・・・etc

 

そのように試行錯誤は欠かせません!

色々試してみたけれど、あんまり効果が無かったかな!?

ミジンコにそれほどお金をかける気も無かったので、エアレーションも使わずにやっていました。

これが私の限界か、、、そう思いながら諦め半分でミジンコの培養実験をしていた時期もあります。

 

それでも頑張ってミジンコの培養にチャレンジするものの全滅!

しかも一度や二度ではありません。

 

何で全滅をするのでしょうね?

で、結局のところミジンコの培養を諦めて放置!笑

放置をしていても増える時は増えるため、増えたら間引くを繰り返していました。

 

ミジンコの培養を諦めてゾウリムシに走った

ゾウリムシ

ミジンコの培養を諦めていた時に友人から貰ったのが、ゾウリムシです☆

ミジンコの培養は超絶難しいですが、ゾウリムシの培養は簡単でした!

 

500mlのペットボトルにゾウリムシを入れて、豆乳を数滴たらします。

3日・4日後にはゾウリムシがたくさん増えていました!

ゾウリムシもメダカにとっては高級な生餌になります。

 

ゾウリムシは成魚に与えると言うよりは稚魚に与え方が良いかな。

ゾウリムシはミジンコよりも更に小さな微生物なので、口の小さな稚魚メダカでも食べられます。

余談ですが、メダカの稚魚の死亡原因第一位は「餓死」です。

ゾウリムシを育てて、稚魚の生存率UPを目指しましょう!

 

そんなこんなで、私のゾウリムシLIFEは順調に進んでいき、最初はペットボトルで培養していましたが、面倒になったのでバケツに変更。

バケツから杓で掬って稚魚メダカに与える毎日を送ります。

 

想定外なことにミジンコの培養に成功

大雑把に杓で掬って水中にゾウリムシを放り込んでいたため、ひょんなことからミジンコがゾウリムシのバケツに入り込んでいました。

すると、みるみるうちに繁殖をし始めていき、今ではゾウリムシを培養しているのか、ミジンコを培養しているのか分からないくらいにミジンコが増えました。

 

☆ミジンコの培養方法☆

ミジンコが入ってバケツの中にゾウリムシを入れると勝手に増えていきます。

ミジンコが増えたら間引く、増えたら間引くを繰り返していけばいつまでも使えますよ!

 

もちろんミジンコの餌になるゾウリムシを入れること、水換えもしてあげるのも必要です。

最初はバケツでミジンコを育てていましたが、正直言って増えてもたかが知れています。

やるならバケツよりももっと大きな水槽でミジンコを飼った方が増えやすいみたいですね。

 

イメージ的にはバケツの倍の水量で飼うと倍のミジンコが増える・・・のではなく何て言えばよいんでしょう

画像で言うとこんな感じでミジンコが増えていきます。(私の目の錯覚だったらスイマセン!)

でもミジンコがめちゃくちゃ増えると、大量に消費しても種となるミジンコが多いからすぐに元通り!

問題は大きな水槽があるかどうか、ってことですよねぇ

 

 

余談ですが以前、豆乳を入れてもミジンコが増えなかったのは、ゾウリムシが居なかったからでした!

ゾウリムシでミジンコを培養し始めてからは、ミジンコが全滅をすることもなく、順調に増えています。

※ゾウリムシは日陰で育ててください。

直射日光には弱く、日が当たると死んでしまいます。

 

豆乳VS生クロレラ ミジンコの培養には生クロレラの方がオススメ!

今までは豆乳&ゾウリムシを使ったミジンコの培養方法をお伝えしましたし、私自身もこの方法でミジンコを培養していました。

ですが、巷で噂になっている生クロレラを使ったミジンコの増殖が気になったので試してみることに・・・

まず始めに生クロレラを入手。

発泡スチロールを開けて生クロレラを取り出し、早速ミジンコに与えようとキャップを開けます。

すると、、、超臭い!

 

えぇ、臭いんですけど!

これを冷蔵庫の中で保存!?

絶対に無理!となります。

 

なので、私は送られてきた発泡スチロールに氷を入れて保存をしています。(多分大丈夫なはず)

※下の画像のように、ペットボトルの中の水を凍らせたのを使用すると便利です♪

生クロレラを購入するのであれば、購入をする前に保存方法を考えてから購入するのをオススメします。

生クロレラの使用方法と効果

左:豆乳&ゾウリムシ・右:生クロレラ&ゾウリムシ

水1:生クロレラ1000

生クロレラを1000倍に薄めて使用しましょう。

ホント、ちょっとずつしか使わないので長くもちます!

 

早速、生クロレラをミジンコの入ったバケツに入れます。

数多く入れたわけではないのに、緑色になるんですよね。

1日目、2日目の水は緑色のままです。

 

豆乳&ゾウリムシのバケツと比べてもそれほど変化はあ

りません。

強いて言うなら、豆乳側の方がミジンコの量が多い?そんな気がしました。

お金の力にモノを言わせてクロレラを買ったのに・・・

 

4日目

生クロレラを入れたバケツの中の水は緑色から茶色の変色

茶色になったころが、水の変え時のようです。

ミジンコの量はパッと見だけでも5倍の差はできていると思います。

最後の生クロレラの追い上げが凄まじく、生クロレラ入りのバケツの方がミジンコが増えた結果になりました。

 

ミジンコの大きさも、素人目でも分かる。

このミジンコは絶対に栄養価が高いやつだ!

豆乳のミジンコよりも大きかった!

ミジンコは栄養価が高いのに、更に栄養価が高くなって良いこと尽くめですね♪

※ミジンコの比較画像は、ミジンコが小さすぎて違いを写真に収められなかったです、、、

 

豆乳と生クロレラはどちらを使用するのが良い?

それぞれ一長一短の特長があるのは確かです。

豆乳&ゾウリムシでミジンコを培養する特長

⇒価格を安く抑えられ、それなりにミジンコが増えるのがメリットでしょう。

生クロレラ&ゾウリムシでミジンコを培養する特長

⇒ミジンコの量・大きさ共に文句なし!ミジンコの培養サイクルも速められるメリットがあります。

さあ、あなたはどっち派!?

バケツよりも大きな容器でミジンコを培養する方がオススメ

ミジンコをたくさん培養したいなら、大きな容器で育てよう。

バケツと比較にならないくらいのミジンコが発生しやすくなります。

しかも、それほど豆乳やクロレラをあげていないのにも関わらずです。

ミジンコってこういう謎な一面があるから育成が難しいんだよな。

大きい容器や水槽で育てようとしている方は、とりあえずミジンコと豆乳でチャレンジをしてみては?

増えそうだな、と思ったらクロレラにチェンジして一気に爆植を狙ってください。

 

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