メダカをたくさん育てたいけど、どのようなコツがあるのか知りたい人の疑問に答えます。
★メダカの卵をたくさん取りたい
★綺麗なメダカを多く育てたい
目次
10匹から選ぶメダカより100匹から選ぶメダカの方が綺麗
春から秋にかけてメダカシーズンが到来しますね。
より綺麗なメダカを厳選するためには卵をたくさん産んでもらう必要があります。
今回は2匹のメダカが800匹以上・・・いや、900匹、1000匹と増やすことのできる簡単な行動を5つ紹介していきます。
綺麗なメダカをたくさん育てたいのであれば、まず始めに綺麗なメダカを購入するところから始めましょう。
ペア数万円~10万円以上のメダカはもちろん綺麗ですが、ペア1万円未満のメダカでも綺麗なものは綺麗です。
綺麗なメダカを探すコツとしては、メダカの作出者や有名店から購入すると信用力が高い分、値段も高い。
しかし2次生産者、3次生産者にもなると信用力が低い分、値段も低くなります。
そこを狙って購入するのもアリでしょう。
納得のいくメダカの購入ができたら沢山の卵を取りましょう。
何故なら10匹の子供から選ぶ良いメダカより、100匹の子供の中から選ぶ良いメダカの方が良いに決まっているからです!
メダカの卵をたくさん取るには?
①シーズンインと同時に採卵を開始しよう
②メダカに与える餌の回数を多くしよう
③メダカの餌に拘ろう
④若いメダカをペアリングしよう
⑤卵と稚魚の取り扱いを知ろう
シーズンインと同時に採卵を開始しよう
1シーズン内でメダカの卵をたくさん取りたいのであればメダカの行動が活発化する春のうちから準備を進めていきましょう。
水槽を日当たりの良い場所に置いて、メダカのコンディションを整えます。
冬の間は冬眠をしていたせいで体力が無くなっているので餌を与えて体力を蓄えさせることが大事
水温が上がればメダカの行動が活発化してきて餌を食べてくれるようになります。
春の餌やりでは少量をメダカに与えて、食べるようならもう少し与えてみるのを繰り返します。
最初から大量に与えてしまうと、食べなかった時に水が劣化します。
メダカに与える餌の回数を多くしよう
本格的にシーズンインをしたらメダカの餌の回数を多くしても構いません。
メダカのメスは毎日のように卵をぶら下げている状態が続くので栄養がいくらあっても良いくらいです。
最低1日2回、暇人の私は1日5回の餌やりをしていた時もありました。
そうすることで体格がガッチリするのはもちろん、成長の促進も見込まるので良いこと尽くしになります。
メダカの餌に拘ろう
卵をたくさん産んでほしいなら餌を与える事、餌の質を上げることが重要になります。
人間でもそう。栄養が無いと赤ちゃんを産めませんものね。
メダカに与えている餌は特に指定は無いけど、メダカ愛好家の中では「ライズ2号」、「おとひめ」、「キョーリンの金パケ」が人気です。
ちなみに私はライズ2号を使っています。
食いっぷりは上々ですよ!
人工の餌よりも活き餌の方がオススメ
活き餌を使うと人工の餌よりも多くの卵を産んでくれます。
私が好んで使っているのは「ゾウリムシ、ミジンコ」です。
ゾウリムシはメダカの稚魚に使い、ミジンコはメダカの成魚に使っています。
人工の餌と活き餌ではメダカのテンションが全く違う!
嬉々としてミジンコを追い回す姿は何とも愛くるしい・・・
活き餌はサラリーマンなどお昼間に餌を与えられない人にとって使い勝手が良いのでオススメ!
ミジンコの捕獲について
私の近所では田んぼが多いのでミジンコが良く取れます。
田んぼでも鶏糞を使っている田んぼの方がミジンコの量が多かったです。
水面一面がミジンコでいっぱい・・・作物を育てているのかミジンコを育てているのか分からないくらい湧いていました。
2月頃からポツポツと出てき始めて夏まではガッツリ取れます。
夏以降になると農薬を撒くので自宅で育てて与えると言った感じですね。
ミジンコは数匹いれば大量に土の中に眠っていることもある
鶏糞を使用している水田であれば、水面にミジンコが少なくても底に沢山沈んでいる可能性がある。
数匹泳いでいるな・・・と思ったら水面をかき混ぜてみて下さい。
水流によって底に沈んだミジンコが湧き上がってくる場合があります。
若いメダカをペアリングしよう
若いメダカは卵をたくさん産んでくれます。
3年目のメダカと比べても差は歴然・・・
無精卵の比率も若いメダカ同士だと低いので、メダカを購入するときは年数も聞いてみると良いかもしれません。
2年目までは大丈夫だけど、3年目になると寿命もそうだし背曲がりなどの不具合も出てくるので選ばないのが吉。
ペアリングとは言うものの、オスとメスの比率は「オス1:2メス」とか「オス1:3メス」、「オス2:3メス」と言うように複数若しくはメス多めの方が好ましいです。
メダカにも人間と同じで相性があるのでお互いに選べるようにさせてあげると良い。
相性の悪いメダカは全く卵を産みません。
卵と稚魚の取り扱いを知ろう
稚魚や卵の取り扱いでは上記の記事が参考になります。
ザックリ説明をすると「稚魚の水換え頻度は0回でOK」、「稚魚の餌やり回数は1日3回以上、ゾウリムシやグリーンウォーターがオススメ」、「稚魚の大きさごとに分けることで成長を早め、共食いリスクも下げられる」と言った話です。
卵の取り方では水草や卵トリーナーを使うことで効率良く卵を取ることができる。
水草の中ではホテイソウが一番オススメですが、冬に枯れる点と毛虫が発生する可能性があるのが欠点です。
卵トリーナーは以下のようなものになります。
卵トリーナーは特に決まりは無く、メダカが卵を産みつけるのであれば何でも良いと思います。
メダカ屋に行くと1つ100円~200円で売られているので購入するのも良いですが、簡単かつ安く作れるので自作しても良いと思います。
私が作ったもので良いのであれば作り方を紹介していますので参考にしてみて下さい。
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★ 100均素材使用|ころたまボール風メダカの産卵床(卵トリーナー)の作り方 ★
稚魚を大きさごとに分けるのが面倒になるので卵トリーナーについた卵を日付ごとに分けるのもアリ
メダカ愛好家の多くはこの方法で卵を取って分けています。
卵を取る一番効率の良い方法
メダカの卵を取る一番効率の良い方法は卵を別水槽に移すのではなく、親メダカを別水槽に移す方法です。
良く見ると水草や卵トリーナーに卵が付かず、水槽の底に落ちています。
全てを取るのは面倒なので、親メダカを移し替える方法がベストです。
際限なく増やしたい!と思う方はこの方法を試してみて下さい。
番外編:子供から更に卵を取る
今まで書いた方法だけでも1シーズン中に800以上の卵を取ることができますが、それだけじゃ物足りませんよね?
もっと多くの卵を取る方法が見出しにもある通り、子供から更に卵を取る方法です。
春先に生まれた稚魚は2か月~3か月で大人になります。
その大きくなった子供の中から親よりも綺麗なメダカを選んでペアリングします。
その方法を繰り返すと800匹どころか1000匹、2000匹は確実に増えるので、どのくらい増えるのか挑戦してみて下さい♪
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