目次
はじめに
メダカの事をより知っていくと同じようなメダカなのに違う名前が付けられていることに気が付きます。
何が違うのか見た目では分からないので、買おうにも買えないことってありませんか?
そんな気持ちを少しでも解消するために今回は楊貴妃の「楊30・紅帝」について紹介をしていきます。
タイトルでは「楊貴妃・楊30・紅帝」と書いていますが、楊30も紅帝も楊貴妃の一種なので大まかに見るとどちらも楊貴妃なので割愛します。
画像にあるように大分類で見ると楊30と紅帝は楊貴妃だけど、より詳細に分けると楊貴妃の中の楊30と楊貴妃の中の紅帝と言う種類に分けられると言うもの
もちろん楊貴妃は楊30と紅帝の2種類だけではなくて楊貴妃透明鱗や楊貴妃ヒカリなどの種類もいるので、これだけではありません
はじまりは楊貴妃から
もともとは両者とも楊貴妃と呼ばれていましたが、あまりにも赤いため名前が付いたくらいです。
そうです、全ての始まりは楊貴妃からなんです。
先に話した通り楊30・紅帝は楊貴妃から派生したものなので小分類で言うと違うんですが、素人目では見分けがつかないのが現状
通常の楊貴妃と楊30・紅帝は色の赤みが全く違うので違いが分かりますが、楊30と紅帝では違いがわかるか自信が無い・・・
私自身、楊30と紅帝が隣り同士にいて見分けられるか?と言われると難しいでしょうねぇ
見た目の特長について違いを伝えるのは難しいですが、作出過程は語れるので楊30と紅帝との違いについて紹介をしていきます。
楊30とはどんなメダカ?
楊30は楊貴妃よりも赤みが強いのが特徴です。
では紅帝との違いは・・・見た目では楊30と紅帝は違いが無いように思えます。
違うのは作出過程のようですね
楊30をずーっと辿っていくと楊貴妃メダカにスモールアイを交配したものになるようです。
そこから何代も何代も掛け合わせて・・・30代掛け合わせたから楊30なんです(; ・`д・´)
スモールアイのメダカは視力が低いぶん保護色がききづらい傾向にあります。
だから他のメダカと違って体色が濃いと言われているんですよね。
その特長を活用して楊貴妃とスモールアイを掛け合わせて楊貴妃特有の赤色を上げようとしたのでしょうか。
楊30と紅帝はどちらが赤いのか?
この疑問については今のところ紅帝に軍配が上がるようです。
紅帝とはどんなメダカ?
楊30よりも赤い色を持っていると言われているのが紅帝です。
先の画像にある通り紅帝と楊30は別の過程を経ていますので、本物の楊30と紅帝とは血が混じっていません。
実際に紅帝を見た人っています?
ホントに真っ赤っかで有名なブリーダーさんが育てたものになると更に違いが出てきます。
一般の楊貴妃とはレベルの違いを感じますねぇ。
有名ブリーダーさんが出していた紅帝の値段はペアで1万円(2017年時点)していました。
一般の楊貴妃の値段(1匹200円~500円)と比べても全然違いますね(; ・`д・´)
※赤さランクで言うと「楊貴妃<楊30<紅帝」の順で赤みが強いです。
メダカの色あげ方法
楊30・紅帝などの色の濃いメダカを購入してきても飼育環境が悪ければ色が落ちてしまいます。
ポイントを紹介すると3つ
①水槽の色は黒色などの濃い色がオススメ
②メダカが日光浴ができる場所で飼う
③餌による色あげ
手っ取り早く試すのであれば水槽の色と水槽の設置場所でしょう。
何故水槽の色を黒色にするべきなのかと言うと、メダカは天敵から身を守るために保護色機能が備わっており、その保護色によって自分の色の濃さを変えているのです。
透明な水槽だとメダカの色が薄くなり、濃い色の水槽だとメダカの色は濃くなります。
水槽の設置場所について
水槽は日光の当たる場所に設置をしよう!
日光の当たる場所に水槽を設置するとメダカの健康状態が良くなりますし、水槽の水の色もグリーンウォーター(緑色の水)になって色が上がりやすくなると言われています。
餌で色あげをする方法
餌は甲殻類のものを与えるとメダカの色があがります。
ブラインシュリンプやミジンコが良いそうですね!
紅帝(ブラインシュリンプで育てた)と紅帝(粉末の餌で育てた)を比較したことがありますが、全く色味が違うかったのを覚えています。
拘りたい人であれば餌も一味違うのを使ってみてはいかがでしょうか?
さいごに
楊30と紅帝との違いを把握することができたでしょうか?
メダカも作出過程から見ると同じ見た目でも全然違うと言うことがわかるので面白いですよね!
こんな話を知っている人なんてなかなかいないものですから私も聞き込み調査や本を見て学ぶのが大変でした。
また機会があればこのような話を盛り込んでいきますので、今後ともよろしくお願いします☆
時間のある方は以下の記事も是非読んでみて下さい^^